なぜ私たちは照明をつくるのか

なぜ私たちは照明をつくるのか

こんにちは。
RE:F(レフ)です。

コンセプトは、
“Even unlit, it belongs in your space.”

日本語にするなら、
「消えていても、飾っておきたい照明」
という意味です。少し意訳ですが。

電気を消した瞬間に存在感まで消えてしまう照明ではなく、光っていないときも、そこに置いておきたくなる。
そんな、オブジェのような照明を作っています。

この考え方は、最初から明確にあったわけではありません。
これまで仕事の中で空間や家具、什器に関わってきた経験と、自分自身がインテリアを好きだったことが、少しずつつながって今のRE:Fになりました。

まずは、その背景から少しお話しします。

生い立ち

私の最初の仕事は、什器をつくる会社でした。

プライススタンドやフロアサインのような小さな什器から、テーブル、レジカウンターといった大型什器まで、法人のお客様を中心に、企画・提案・設計を行っていました。

その後は家業の工務店で、主にデザインまわりの提案を担当しました。

内装のパースを作ったり、設備機器を選定したり。
振り返ってみると、この頃から「一つの要素が空間全体にどんな影響を与えるのか」を考えるようになったのかもしれません。

そしてその後、独立し、株式会社レフリノベーションを立ち上げました。

デザインに妥協しないリノベーションと、デジタルファブリケーションを活用したインテリアプロダクトを手がける、空間デザイン会社です。

RE:Fは、そのレフリノベーションから生まれたインテリアブランドです。

なぜ照明を作るのか

私は、単純にインテリアが好きでした。

家具や照明が好きで、自分でもいろいろな照明を集めています。

世の中には、すでに素晴らしいデザインの照明がたくさんあります。
だから最初は、自分で照明を作ろうとは思っていませんでした。

きっかけは、ある日、部屋を掃除していたときのことです。

ふと、照明から伸びる電源コードが気になりました。

白や黒のコードが、床や家具の間で妙に目立っている。

そう思って改めて身の回りの照明を見てみると、コードまで含めてデザインされているものは、意外と少ないことに気づきました。

本体のデザインはきれいなのに、コードだけが後から付け足されたように垂れている。

それが、すごくもったいないと思ったんです。

だったら、自分で作ってみよう。

コードを隠すのではなく、コードも含めて一つのプロダクトとして考え、空間に馴染む照明を作りたい。

それが、RE:Fの出発点です。

空間の印象は、何か一つだけで決まるものではありません。

家具、照明、素材、色、光、そして細かなディテール。
いろいろな要素が組み合わさることで、一つの空間ができあがります。

逆に言えば、たった一つの要素によって、「なんとなくしっくりこない空間」になってしまうこともあります。

照明も、その大切な要素の一つです。

もちろん照明の一番の役割は、光です。
でも、照明も一つの「物」である以上、その佇まいや意匠も同じくらい大切だと考えています。

そしてもう一つ、私が大切にしているのが、電気が消えている時間です。

照明は、ずっと点灯しているわけではありません。

だからこそ、光っているときだけ美しいのではなく、消えているときにも空間の一部として成立していてほしい。

ここで、最初にお伝えしたコンセプトにつながります。

“Even unlit, it belongs in your space.”

「消えていても、飾っておきたい照明。」

光っている時間だけではなく、光っていない時間まで含めて、美しいと思えるものをつくる。

照明器具としてではなく、空間を構成する一つの存在として考える。

RE:Fが目指しているのは、そんな照明です。